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あれから、半年。
俺は変わらない生活を続けている。
わけが無い。
まゆがいなくなった俺に与えられたのは孤独だ。
まゆと食べないご飯は味がなくて食べる気なんてしない。
まゆがいない時間に楽しさなんて微塵もない。
まゆがいない世界に幸せなんてない。
あれから、何人かが俺の元を訪ねてきた。
みんな口を揃えて
「飯食えよ。」「元気出せよ。」「まゆのことは忘れなきゃ。」だって。
無理だよ。俺を気遣ってるのかもだけど、無理なんだ。ごめんな。
あぁ、はやくまゆとこに行きたいな。
まぁ、俺にはそんな勇気すらない。
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