知らなかった君たち

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しかし二人の親密な仲はバレてはいない。使われていない部屋に忍び込んで二人は見つめ合いキスをしてみた。ドクドクと心臓が高鳴る。二人初めてのキスであった。 「お兄ちゃん……今度の週末も一緒にいたい。」 「うん、うちに来やて。」  優しく黒部の頭を撫でる悠。愛おしく、本当に愛おしく感じるようだ。自分でもこのような感情になるのはおかしいかと思ったが本能なんだろう。  
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