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「これは二人の秘密や」
「うん、悠……じゃなくて……お兄ちゃんって呼びたい。」
「お前の方が誕生日早いやろ。四月生まれ」
「だって、僕より体大きいし、お兄ちゃんみたいだもん……それにお兄ちゃん欲しかったん。ええやろ?」
悠は行為を終えた後に汗だくだから交代でシャワーを浴びよう、と先に降りると台所には彼の妹の恵が立っていた。まだ彼女は中学二年生だが見た目はそれ以上、大学生にも間違われるほど背は平均よりも高めである。
「悠兄ちゃんどうしたん?汗だくやよ。」
「あ、暑くてな。恵もこんな時間にどうしたん?」
「お水、飲みに来たんよ」
恵は少し憂な顔をしていた。そして階段で二階に上がっていった。
悠はシャワー室に通る前に、父と母と赤ん坊のいる部屋を通ると、喘ぎ声が聞こえてきたのに気づくが聞こえないふりをしてシャワー室に入った。
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