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知らなかった君たち
悠と黒部はこの夜の一件からさらに親しくなった。クラスの中でこの二人が仲よさそうにしていると、他のクラスメイトも寄ってきて声をかけられ今まで二人を嫌ってた女子たちも挨拶してくるようになった。
「坂木くん、おもろいやつやな。頭もめっちゃええし。面倒見もええし。」
「おい、クロちゃん。エロ本手に入ったぞ」
黒部はクロちゃんと呼ばれるようになり、可愛がられた。悠は少しホッとした。偏見も無くなった。
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