舞台仕掛けの学校

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桜「あれ?この花は…」 雪「その花何?」 桜「冬にしか咲かないユキザクラって花。花言葉は…運命を切り開く。」 雪「きっと私達の勝利を祝福してくれてるんだね」 桜「でも…、調和や幸福、運命は誰かの屍で作るものじゃない。手を取り合って作るものだよ。それに私達きっと良い友達になれたよね…。」 雪「うん」 桜「もし、向こうで会えたらこんな狂った戦争の事なんて忘れてしまってもいいよね?」 雪「ごめん師匠、キング、クイーン。私達の願いはこの戦争の強制終了とこの戦争の関係者の無事だよ。」 ユキザクラを折り、二人は自らを斬った。そこはもう、誰も触れることなどない折れたユキザクラと共に消滅していった…。
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