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AIが進化した星
クルトラマン達宇宙人は
地球人のまだ知らない事をよく知っている
僕はクルトラマンを新しく開店した
回転寿司ヨクマワールに誘った、
個室のようなボックス席は
回りを気にしないでじっくりと
話を聞けるからだ
入り口にはAIを駆使した
エンターテイメント寿司と看板に
書かれている
「クルトラマン何時も困った時に
怪獣を退治してくれてありがとう
今日は好きなネタ鱈腹食べたていいよ・・」
ミンナヨイコ社が作った
この回転寿司はレースクイーンのようなスタイルの良い美人のウエイトレスが数人いて客のサービスに勤めている、とても良い教育を受けていて接客は丁寧だ。レーンの中央には
こころ配りの出来る日本の料理名人を配して客の注文に
答えている
「本当に?」
何時も節約家の南は友人の政治家に
AIがこれから進化したらどうなるか
頼まれているのだ、
クルトラマンが好物の中トロを食べた
所で南はこう切り出した、
「君達宇宙人が宇宙人協定の縛りで
地球人の文明の介入を個人で判断してはいけないのは重々知っているが今日は少しだけキミの知見を教えて貰いたいんだがどうだろう」
「南、キミが何を聞きたいかは解るよ・・」
「そうか、貴方は私の考えている事が見えるんだったね!」
「ここ数年でAIが普及して僕達は随分
煩わし仕事から解放されたけどこれから先
どうなるか心配になって来たんだ・・・」
「南さん、君達に取って残念な話なのか好ましい未来が訪れるのかは僕からは言えないが
AIが発達した惑星の話を僕達は幾つか知っているが・・・」
「出来れば教えてもらいたい・・」
「それにはまず今何が進行しているのかを
話して行こうか!」
「今南さん達は機械学習によって画像認識と最適化する仕組みを手に入れている・・
人間の単純思考がこの2つの仕組みによって
労働時間を短縮する事が可能になった、
数年で労働時間の二割を短縮して少し心配になってはいるが機械学習と画像認識がこのまま人間になってしまって反逆するなんて話はもう少し先の話になる、南さんの頭の中では
AIがかってのパソコンが何でもできると
勘違いされたのと同じように何でもやって退けようと感じているがそう簡単にはAIは
人間には成らないんだよ・・・」
「良く感情をデータ化してAIが感情を手に入れると説明する地球人がいるがこれはあまりにもがさつな説明と言う他ない、だってAIと言う物が今やっている事は画像認識とビッグデータを駆使した最適化だと私は認識している、この2つの仕組みが次の次位に感情を持つなんて説明できないんだよ、
だってネズミがいきなり人間になったみたいな説明なんて納得できないだろう、
例えばこの2つに皮膚感覚を与えて聴覚もおまけにつけてもとても人間には成らない
皮膚感覚と聴覚から感情が発生するなんて説明は恥ずかしくてできないでしょう、
機械学習がニューロンの仕組みを模倣したから感情を持つなんて説明もしたくはなるがこれも可笑しい、神経の塊が話をするって言ってもっともなんて可笑しいと思わないかな、
例えば将棋ゲームが機械学習を使って人間が敵わなくなったから知能を持ったなんて説明も少し可笑しいと思うよ、沢山の失敗を一瞬の内にやって退けて答えを出しても感情じゃないよね、こんな積み木を積んだだけの説明で説得できないですよね
このままAIが社会の仕組みを人間の代わりやってのけたとしてもやっぱり人間にはなってない
後AIを組み込んだ超合金のロボットは人間よりも長生きかって考えて見てもメーカーがつぶれたら、いくら頑丈に作っても動かなくなる」
「どうだろう南さん、当分ロボットは人間にとって代わる心配はいらない事は分かるよね・・」
それよりは今やるべき事は余分に資材や商品を調達しなくていい社会にどう対応するかを考えた方がいいね、
お金がちゃんと安全に回るのかとか
環境破壊をどう止めるとか
幸せな生活とかに
余った時間はつぎ込んで欲しいね
「南さんAIの話はこの辺で止めにしませんか・・」
南君は少し安堵してAIの進化の話を聞くのを止めた
クルトラマンさんはよほど寿司が好きらしく
また、黙々とマグロを食い初めたのでした、
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