I believe you have stolen my heart.

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   ──賑やかな声が、明るい日差しの中に響いている。  講義を終えた学生たちが、各サークルで汗を流す声を遠くに聞こえる一室で、妖しく腰を揺らす、二人の男の姿があった。 「んっ…ぅ、ん…っ」  カーテンの隙間から差す薄日に白い肌を照らされていた青年は、止めどない艶声を零している。  後ろから突かれるのが好いのかその肌は汗ばみ、差し込む陽射しを受け、きらきらと輝いて見えた。  …人気のない、静まり返った部屋に響くのは、交わる二人が奏でる、淫靡な音だけ。  乱れた衣服を身につけた上半身を書類が散らばる机に預け、発熱して紅く色づいた自身の唇を指先でなぞりながら恍惚の表情を浮かべていると、 「先生は」  と言った男が喉の奥で笑い、青年・木田皇紀(きだ こうき)に突き入れていた楔の存在を意識させるため、小刻みに腰を振った。 「ぁ、…んッ」 「ここが…好いんだ?」  奥に感じる楔の突端で好い所を突かれた皇紀が堪え切れなかった艶声を漏らすと、その好がる姿を見た長岡枻斗(ながおか かいと)は、唇を大きく歪めて微笑んだ。 .
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