作品内の設定について

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作品内の設定について

時代物のオメガバースです。時代のモデルとしては、花魁が全盛期で活躍していた江戸時代です。全て江戸時代の通りかと言われると、多少は違っているところも出てくると思いますが、お許しください! またオメガバースも、アルファやベータなどの表記ではなく時代物に合わせて表記しています。そして、オメガバースのアルファ女性、オメガ男性に関しても『両性具有』の部分を少し細かく個人的に設定しています。 【オメガバース・性の表記】 ・階級性別 人間的な性別であるsex(男女)ではなく、オメガバースでいうアルファやベータ、オメガのこと。 ・一等 アルファの事。一等の女性は両性具有であり、ふたなりのような状態。アルファの女性は妊娠もできるし、妊娠させることもできる。アルファ女性は一応「女性」として認識はされるものの、明確な性差がないことから時折「男でも女でもない何か」として扱われる。しかし、劣等に比べてその価値観は重要視されず、それ以上にカリスマ性が勝つ。 ・二等 ベータのこと。一番多い人種。男女で具体的にどういう変化があるかと言われると特にない。 ・劣等 オメガのこと。希少種。劣等の男性は両性具有であり、ふたなりのような状態で、男性器の裏に女性器がある。ここら辺が一般的に言うオメガバースと違うところだと思います。劣等の人種は社会的弱者なため、劣等と発覚すると明確な男女としての性別で区別されることがない。「男にも女にもなれなかった者」として軽視的に差別的に扱われる。重宝されるのは水商売方面。花魁などではこの性差の無さが売りとして、数々の有名な遊女が劣等人種。 【登場人物について】 本編に登場するのは、見習い鳶の藤十郎くんと花魁の貴楓さんです。 ・藤十郎 見習いの鳶をしている、階級性別は二等の青年。ひょんなことから貴楓さんの発情期の慰め役として、発情期の度に抱く相手になっている。性格は真面目で真っすぐ。争いごとを好まない穏やかな性格。将来は父親のように立派な鳶になりたい。 ・貴楓 魔性の花魁。劣等人種。藤十郎くんを慰め役の雄として、発情期の度に屋敷に呼んで抱いてもらっている。表の性格は何を考えているのか読めない不思議さ小悪魔ちゃんな感じ。魅力で淫乱、大人な劣等人種を演じているが、裏では自分自身にコンプレックスを抱え、また初恋も知らないピュアな人。藤十郎くんなら、自分を受け入れてくれるかな?と気持ちが揺れている。
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