日本御三家

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皆さんは必要悪という言葉を知っているだろうか? 戦後町の治安を守ったのは良くも悪くもヤクザだった。 2000年頃だって国の被災地に誰よりも先に行き炊き出しを行ったのはヤクザの皆さんだ。 ただ、報道の現場で規制がかかっているだけ。 福島の原発の後処理だって一般市民は毛嫌いして再建を手伝わないなか尽力してくれたのは影の皆さん達だ。 人が嫌がることを勝手出てくれたのだ。 確かに悪いやつらも居る。 ただ、仁義を重んじる人達が要ることも理解しなくてはならない。 暴対法の設立でヤクザは力を失いつつあった。 町には半グレが溢れ。 横浜は中国マフィアが占拠。 日本は外人に騙され土地を売り渡し占領された。 若者たちは怖いものがないから付け上がる。 ゆとり世代が親になり学校に子供のしつけを押し付けてその子供達がまた大人になっていく。 敬語、文化、教育。 そんなものが全部ないがしろにされた結果が今帰ってきている。 イジメは卑怯なものになった。 不良と普通の子が見た目で分からなくなった。 普通の子だと思っていた子が心にナイフを忍ばせる時代になってしまったのだ。 悪いことをした子を注意すれば殺される時代になった。 ネットを見れば注目されることをやりたいとバカなことをやる子供達ばかり。 みんな普通が分からない、出来ないのだ。 日本の古き良きは大人たちにかき消された。 負の遺産を自分の子供たちに残し続けたのだ。 古き良き時代はどこに行ったのか? 藤御三家が政府の役割を果たすなか町の治安維持を任されたのが藤御三家直轄十三神将である。 13組の一条家で構成されている。 皆1歳の誕生日を迎えた日に体の何処かに刺青を入れる。 その家に関わる干支の文字一字を。 干支なのだから12組と思われるだろうが、昔話でも登場する猫加わる組織である。 その十三神将のお陰で地下の生活は守られて、みな仕事にありつけているのだ。
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