Yさんに捧げます

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Yさんに捧げます

閑散とした駅を出て 目的地まで歩いていると 蝶が舞っていた きらきらとした 初めて見る蝶だった あの人の好きな色だ 無意識にそう思った 自分を軽く笑い 足を速める あの人が好きと教えてくれた色 気がつけば 私の好きな色になっていた
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