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その数週間後だった。
伯父は脳梗塞で孤独死していた。
孤独死だったため死体の検証も行われたが、やはり死因は脳梗塞だった。
死の一報を聞いて僕は泣いた。なぜ電話の誘いに嘘で返答したのか。
葬儀で会ったカオル伯父の顔は蒼白ながらも微笑んでいるように見えた。
僕は６年間一緒に過ごせた時間に感謝をしつつ心の中で詫びた。
「ごめんよ、カオル伯父さん、ちょっと寂しい旅立ちになっちまったね」
僕は菊の花でいっぱいに敷き詰められた棺に合掌して
「カオル伯父さん、ありがとうございました」と唱えた。
了
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