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「もうちょっと、セキュリティを強くした方が良いかねぇ?」
「婆さんの口からそんなことを聞くとはね」
「おかしいかい? 敵に入ってこられるんじゃ、ダメだよ」
「それは分かるが」
「でも、どうやって丈夫にするんだ?」
「魔法さ」
「じゃあ、婆さん頼むよ」
「相変わらず、人遣い荒いね」
「俺は魔法使えない」
「やれやれ。魔法使えない勇者がいるもんかねぇ」
テレージアは館に魔法を掛けていく。
「いくつか魔法を破られた跡があるね」
「あいつらが?」
「そうだろうね」
「大変じゃないか」
「だから、魔法を掛けてるのさ」
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