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魔女の秘薬
「さてと、あの薬を作ろうとするかな」
魔女テレージアは薬の瓶を取り出したが、空だった。
「この前切らしたままか。あそこまで取りに行かないといかないね」
テレージアは家を出て、出掛けた。
「あの山は嫌なんだよ。まともに辿り着けやしない」
「婆や、どこにいくんだい?」
「山に秘薬を取りにな」
「あの山にかい? 一人じゃ危ないよ。誰かつれていきなよ」
「いらないよ。麓の勇者を連れていくさ」
「それは良いね」
「じゃあ、行ってくるよ」
「行ってらっしゃい。気をつけてな」
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