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第2話〜全員私の敵でした〜
私は痛い足を引き摺って教室についた。
2-Bと書かれた札が悪意ある札に見えてきた。
私は震える足と早まる鼓動を抑えて教室を開けた。
「お、おはよう。」
そう言うと、クラスの楽しい雰囲気は一気に静まり返った。
まるで私に犯罪者の目を仕向けられているようだった。
私はそんな空気に耐えられず、自分席に行って用意をし、席について読書をした。
周りの友達はコソコソと私をみて嘲笑ってくる。
なんて過酷な人生なんだ。なんて過酷な運命なんだ。
私が何をしたっていうの?どうしてこんな目に合うの....?
あぁ、神様。貴方は最低ですね。
そしてホームルームが終わって1時間目の家庭科のために移動していた。
1人で移動する有紗を見つけて有紗に勇気をかけて「あ、有紗!」と声をかける。そして有紗は笑顔でこう言い放った。
「話しかけんなクズ」
そう言ってクラスの1軍的リーダー女子の菅原瑠奈(すがわら るな)たちと共に行ってしまった。
そしてみんなも私を指差して嘲笑う。
あぁ、神様。本当に最低な神様ですね。
クラス全員、敵に回っちゃいました。
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