追放から半年たった今。

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とりあえず、森について今までの過程を説明しよう。 簡単に言えば森を散策していたら、倒れそうなリルに出会った。話していたら境遇が似ていたことでお互い意気投合し、共に森の奥を目指したところ、巨大な樹を発見。 しかしその樹には神の次とも言われる主様が宿っていて、現れた主様に記憶を見られた末、いろいろあってこの森に村を作る事になった。 そしてこの半年は家作りをしていた。 とは言うが、いろいろと主様が提供してくれたので、実はほとんどやっていない。精々家具の位置を変えたりするくらいだ。 なので、リルと森を歩き現状把握を行い、 これからのすべきことをリストにまとめていた。 主様が用意してくれたのは入れるものを制限する魔法陣だったのが、これがまた凄いもので見たが、見たことの無い文字や式ばかりでとても専門では俺に理解は出来なかった。 その魔方陣は書いた場所を入口にして、中に想像した空間が出来るというものだった。なのでイメージを固めるためにリルとあれが欲しいこれが欲しいと、構造はこう、と熱くなりながら話し合った。
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