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缶ビールをグラスに注ぎ、乾杯の合図をする。飲み干すと、ちょっとだけ落ち着いた。もう一度キスをする。キスをしながら、優の手がオレのベルトのバックルを器用に外し、ズボンの中に手を入れてくる。それが恥ずかしくて目を開けてなんかいられない。
「あっ……優……っ」
オレに触れる優の指先の感覚に気付いて、オレは優の唇から離れる。
「……しようよ、大丈夫。恥ずかしくないから」
うわぁ…そんな至近距離で囁くとか、優のやつ、ズルい。オレだってイヤじゃないけど、するの、めちゃめちゃ恐いんだから。
「はぁ……っ……優……やめて」
「ごめん。手術痕、痛かった?無理だったら止めるよ」
「ううん、違う。ヘーキ」
怖さ半分、そして優の手の中で踊らされている自分の性欲がどんどん溶けていく感覚。気持ちよすぎて…自分でやるのとは違うから?もどかしい分、じらされて敏感になる。
「硬くなってきた……慎太郎カワイイ。ねぇ…目を開けて。慎太郎がオレの手の中で感じてくれてるときの顔…見せて」
優のちょっとイジワルな言葉にビクンと震えた。ヤバいかも…コイツの言葉はいちいち心臓に良くない。っていうか…手の動きが怖ろしくエッチ。
「だめだって……こんなの。オレだけヘンになってる」
オレがちょっとむくれると、優はオレの体に跨るように移動し、自分のズボンのチャックを下ろした。ボクサーパンツの股間の膨らみってこんなに生々しい型だっけ?オレはさらに酔いがまわった気がした。
優は下着をずらし、下半身を曝け出す。なんか…クラクラしてきた。優のアレを見たのはオレの家に泊まった日以来だけど、こんなに…大きかったっけ?
「……慎太郎の手で触れて。オレの、大きくして」
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