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「慎太郎……動くよ」
クチュ……クチュ……。
灯りの落ちた寝室で静かに滑る音が響く。
「ああ…優……っ………優……」
「慎太郎……気持ちいいよ……早く…慎太郎とこうしたかった…」
ずぶっ……ずぶっ……。
挿入のたびに体内を搔き分けて優が入ってくる。思わず彼の腰に両脚を絡ませた。
「ダメだよ、慎太郎……焦らないで。傷ついてしまう…」
優は体重をかけないようにオレの浅いところで行為を繰り返している。それがちょっともどかしくて、オレは優を抱き寄せた。
「うわ…っ……慎太郎!奥はまだ……」
「……いいんだよ、もっと…もっときてよ、優。優ので切り刻んで入ってきてよ」
「……物騒な殺し文句再び……って。もう……知らないぞ、ここまで来るとオレも止められないんだからな」
優は手加減を諦めてくれて、自身の欲望のままにオレを貫き続ける。
ぐちゅ……ぐちゅ……
行為の音はさらに淫靡な音となる。
「慎太郎には前と後ろでイかせてあげる…」
「ちょ…ちょっと…やぁああああ……ダメぇ……優……優ったら…」
ぐちゅ……ぐちゅ……
なんて淫靡な音…。優とオレが繋がって愛し合う二人だけの音。
「……慎太郎……そんなに締め付けないで……っく……」
汗まみれになりながら、優はオレを抱き、ピストンを繰り返す。
「や……やだ……いやだ……オレ……さっきイッたばかりなのに…」
「慎太郎……愛してるよ……耳をすましてみて。判る?ひとつになってるのが…」
「……優の…意地悪…。そんなの………耳を塞いでも…聞こえる…ヤダ…」
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