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目覚めたら…テレビが点いていて、天気を告げていた。布団の中に潜ったままでいると、隣で寝ながらテレビを見ていた優がオレに気付いた。
「外……雨からさっき雪になったよ。今日が土曜日でよかったね」
「……え?雪が降ってるの?マジか…」
「布団から出たくないなー」
優が子供みたいなことを言うから可笑しくてケラケラ笑った。
「なんだよ?そんなにウケること言った覚えがないんだけど」
「だってコドモみたいなこと言ってるし…」
「ふーん。コドモは昨夜みたいなことするわけ?」
優はちょっとエッチなくすぐり方をしてきた。オレの笑い声は止まらない。
「まって……待って……あははは……くすぐったい……参った!」
ある冬の朝のことでした。
オレに、とても大切な恋人が出来ました。
the ende
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