Episode 2 おはよう

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 同じ布団のなかで、何故か優がそこで眠っていた。やけにシングルベッドが狭かった…といまさら思ったオレはもっと早く気付くべきだったというのに。 これは泥酔してしまった失敗例なんだろうか?思い出せ!昨夜はいったい何があった?思い出せよ、オレ!! 「ん……ふぁ…。おはよ、慎太郎。昨夜は楽しかったよ。オレは世界一幸せかもしれない」  優が起きた!しかも、何をいってる?いやいやいや、本当にオレは昨夜の記憶がないんだけど、優は全てを知ってるってことか。楽しかったという意味はどういう意味なんだよ?今、アンタ、素っ裸な状況でを20字以内で答えてくれよっ!!世界一幸せってどういうことだよ? 「あ……優。オレの家に泊まったってことで…OK?」  あまりにも状況が支離滅裂すぎてオレは優に間抜けな問いかけをしてしまう。 「ああ、そうだよ。しかも家、近いって知らなかったよー!言ってくれたらいいのに。オレのマンション、斜め前だよ?」 「ひぇ~、マジか。そんなご近所さんだったのか」 「そそ。だからオレ、帰れる距離だったんだけど、慎太郎がすごく酔ってたから心配で玄関先まで送るってついてきたんだけど、ははは…なんかシちゃったんだよね。慎太郎、酔ってても照れて可愛くてさ。そしたらさ、もうオレ、我慢出来なくて…」  *△×@πδ#$%&”@////////////////うそだろーーーーー?  オレは心臓をバクバクさせながら、なんとか昨夜のことを思い出そうと必死になる。だが、優が言った昨夜のめくるめく艶めかしい状況には辿りつけそうにないのだ。そう、記憶が全くない!  言われてみればオレも裸だ。但し、トランクスは穿いている。体には傷ひとつ付いていないのだから、やっぱり合意なのだと思う。  思うんだけど……如何せん、記憶がないっ!!
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