エピソード 3

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エピソード 3

「ですよね~」 「そりゃ怖いですよね~」 「あのー、なにか用事でしょうか、ぼくに」 「はい、あの、いえ、用事というか」 「いえ、用事というほどでもないというか・・・」 「あの、わたしとお付き合いしてもらえませんでしょうか?」 「・・・・・」 「あの」 「メグミさん、死んじゃってるんですよね?」 「はい死んでます」 「それがなにか?」 「死んでるということは、お付き合いできませんよね?・・・」 「いえ、あの、努力すればなんとかなると思います」 「努力って?」 「だれが努力するんですか?」 「あの、タカシさんが」 「ぼくが努力するんですか?」 「ていうか」 「どうしてぼくの名前を知ってるんですか?」 「いつもお墓の前で、タカシがタカシが、っておっしゃっておられたので」 「え?」 「聞いてたんですか?」「ぼくの祈りを」 「はい、あの、聞いてたというか、聞こえちゃったというか・・・」
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