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第3話 ~無双するための第1歩~
「すみません。ギルドカード作りたいんですけど、どうやって手続きすればいいんですかね?」
俺はきれいなおねえさんがいるとこに行き、そう聞いてみる。
「わかりました。では、お名前、なりたい職業を選んでください」
おねえさんは笑顔でそう言い、謎の紙とペンを出してきた。
そこには、
【お名前】
【職業(なりたい職業に丸をしてください)】剣士・魔法使い・盗賊・弓士
こう書いてあった、他にも、ご利用規約など書いてあった。
「ここもゲームと同じなんだな」
「そうだな、で…チロルはなんの職業にするつもりなんだ?」
「うーん、ゲームの世界でも剣士だったし剣士にしようかな……ピネはなんの職業にするんだ?」
「俺はなんか楽しそうだし、盗賊にするわ」
役職も決まったから俺は【利用規約】というとこに目をやる。
そこには、
【利用規約】お名前は変更することができません。
職業は変更できますが、変更するには1000G必要です。
ギルドカードを不正に編集しないでください。
と、書いてあった。
「利用規約もゲームと変わんねーな」
「ギルドカードの編集とか書いてあるけどどうやって編集するんだ?」
「ハッキングとか?まぁそんなことしても楽しいとは思わないけどな」
「あーハッキングか、チロルはプログラミングが多少できるって聞いたけどやろうと思ったことはないのか?」
「さっきも言ったがハッキングとかそんなのやっても楽しいと思わねーよハッキングはもっといいことに使ったほうが人生得するしな」
そんな話をしつつ、俺は名前に【チロル】とかき、職業に【剣士】とかき、おねえさんに渡した。
2.3分後おねえさんが
「ギルドカードの登録が完了しました。確認方法は画面右上にある【ギルドカード】と書いてあるところをクリックしてみてください」
とこれまたとても可愛い笑顔で言った。
「クリックっていってるが俺ら右上に【ギルドカード】と書いてあるとこがあるな」
俺は【ギルドカード】と書いてあるところを触れてみる。
すると、
名前 チロル
職業 剣士
スキル
と書いてあるものが目の前に出てくる。
「すげーな今の文化」
とつぶやく、隣りにいるピネも驚いた顔をしていた。
「よっしゃ!ギルドカード作ったしなんかクエスト行くか!」
「そうだな、でもきついのはよせよ!最初はスライム討伐とかそんなのでいいんだからな」
「うるせーよ俺が一回ギルドカード作ってすぐに最上級モンスターの討伐受注したからって!次そんなこと言ったら殺すからな!」
「すまねーすまねー(笑)じゃあ早くクエスト受注するぞ!俺動きたくてウズウズしてるんだよ」
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