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5.私は一護のお見舞いに行く
朝を迎えると私は目が覚めて起き上がる。
起き上がると毛布をどかしてベッドから降りると、
一護のお見舞いに行くために準備をしている。
パジャマから衣服に着替えて後は鞄の中にスマホを入れる。
それに忘れずに財布も鞄の中に入れた。
「これで準備は大丈夫ね」
私はドアを開けてお部屋から出るとドアを閉めて一階に降りる。
一階に降りて玄関に向かい、靴を履くと扉を開けて外へ出る。
「今日はいいお天気」
私はそう思いながら、一護が入院している病院へと向かう事にした。
しばらく歩いて移動していると一護が入院している病院に到着する。
「ここに一護が入院しているのね」
私は病院内に入ると一護の病室が何処かを受付で聞く事にした。
「すいません、新戒一護さんのお見舞いに来たんですが、病室は何号室でしょうか」
すると受付の人が調べてくれてこう言ってくれた。
「新戒一護さんの病室は1050号室です」
「教えてくれてありがとうございます」
そう言いながら、私は頭を下げてお礼を言うと一護の病室に向かう。
私は10階に行けるエレベーターを見つけるとたまたま来ていたので
そのエレベーターに乗る事にした。
早く一護に会いたい、会いたいよ。
エレベーターが10階に着くと私は降りて一護が居る病室に向かう。
一護が居る病室に着くと私は一護の元へ早歩きで行く事にした。
「い、一護、お見舞いに来たよ」
すると一護がこっちに気づいて声をかけてくれた。
「楓じゃないか、お見舞いありがとうな」
「うん」
「そのね、私とデートしたせいで倒れたんだよね、本当にごめんなさい」
そう言いながら、私は謝った。
「楓のせいじゃないよ、俺が無理したせいだ、気にしないでくれ」
「だって……私のせいで……一護の余命が……」
「本当に気にしないで欲しい、それに俺が好きでしているわけだからな」
「一護と私は恋人なんだよ、それを私は……」
「楓、なんでそんなに自分を責めるんだ?」
「だって、だって、私の大好きな一護が……こうして入院しているのは私のせいでも
あるんだよ」
私は耐えれなくなったのか、目に涙を浮かべて泣きだしてしまった。
悲しくて悲しくてしょうがないんです。
「ほらっ、楓泣かないでくれ、楓は笑顔が似合うんだから」
「う、うん」
一護は私を抱きしめてくれて頭を撫でてくれた。
そうされる事によって私は一護に大切にされているんだと確信する事となった。
私は泣き止むと笑顔で一護に問いかける事にする。
「あのね、一護は次退院出来るの、いつ頃になりそうなの?」
「それはわからない」
「そう……なんだ……」
もしかしたら、一護とデート出来たのは一回きりになるかもしれない。
これから一護と会う時は病院になると思うと私はつらくて堪りません。
どうしても一護ともう一回デートをしたい。
そのためにはどうすればいいのかが私には正直わかりません。
とりあえず、私は安心するために一護の唇に口付けをすると一護も
私の唇に口付けをしてくれた。
私と一護はこんなにもお互いに大好きなのに私は何もしてあげれてない。
「一護、ごめんね……私さ、一護のために何にもしてあげれてない」
「どうしてそんな事を言うんだ?」
「だってさ、恋人なのに一護の事を理解しようとしてもまだまだ足りないよ」
「楓は恋人としてちゃんと俺に尽くしている。それは自信持っていいぞ」
「本当に?」
「ああっ、本当だ、俺を信じろ」
「うん」
私は一護の言葉を信じる事にした。
面会時間はまだまだあるし、お話したい事も沢山ある。
お話を一護と沢山するんだと誓う。
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