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1.私には大好きな人がいる
初めまして、私には大好きな人がいます。
大好きな人がいるのに告白が出来ません。
理由は異性を見ると興奮して倒れてしまうのです。
私も恋愛をしたいのに出来ない。
恋愛をするためには克服するしかありません。
そんな私がこれから大好きな人の元へ行きます。
今、私は大地大学院に居ます。
私のお名前は早見沙織で19歳、
大地大学院に通う大学生です。
私の大好きな人も同じ大学院内にいます。
お名前が近畿敦也で私と同い年で19歳です。
今、私は近畿敦也を探しているのです。
探しているのになかなか見つかりません。
一体何処にいるのかしらね。
そんな探しているとついに近畿敦也を見つける。
まずいわね、近畿敦也を見ていると興奮してきた。
こんな事で思いを伝える事が出来るのだろうか。
私は出来るだけ頑張るようにするつもりではいる。
そんな私は近畿敦也に駆け寄って声をかける事にする。
「近畿敦也、お話があるの」
近畿敦也は私の方に振り向くとこう言ってくる。
「お前誰だよ、知らねえな」
「私は早見沙織よ、貴方の事が大好きなの、お付き合いして下さい」
「お付き合い? 俺の事が大好きなのか」
「そうよ」
どうしよう、興奮してて今にも倒れそうでいた。
「お付き合いという事は恋人だよな。まあ、いいぜ」
「ありがとう、近畿敦也……」
私は興奮しすぎてその場に倒れてしまった。
結局はこういう事になるのよね。
本当に私に恋愛なんて出来るのかな。
「おいっ、大丈夫か、告白しといて倒れるとかおかしいだろっ」
しばらくして私は目を覚ますと近畿敦也の顔が……。
その瞬間、私はまた興奮して倒れてしまった。
「おいっ、早見さん、目を覚ませ」
近畿敦也は私の頬を手で叩いている。
私は頬を手で叩かれた事によって目を覚ます。
「んんっ……んっ……んんっ……」
「やっと目を覚ましたか」
「ごめんなさい、私ね、異性を見ると興奮して倒れちゃうの」
「おいっ、おいっ、そんなんで俺と恋人になって大丈夫なのか?」
「大丈夫じゃないけど、克服したいの。協力して欲しいな」
「まあ、恋人だから……手伝うさ」
「ありがとうね、近畿敦也」
「俺の事は敦也と呼んでくれ」
「私の事は沙織と呼んでね」
これでお互いの呼び名も決まって連絡先も交換した。
連絡先を交換した事でいつでも敦也とは連絡が取れる。
「まあ、何だ、俺は行くな」
「うん、またね」
敦也は歩いて何処かへ行ってしまった。
私も帰宅するために大学院を出る事にした。
しばらくお時間をかけて移動していると自宅に到着する。
玄関の扉を開けて家の中に入ると私は玄関で靴を脱いであがることにする。
あがるとそのまま自分のお部屋に向かう。
自分のお部屋の前に着くとドアを開けて中へ入るとドアを閉める。
私はベッドの上に座ると今日の事を思い出す。
大好きな人の前でも倒れるなんて信じられない。
私の身体はどうなっているのかしらね。
どっちにしても克服しないとまともな恋愛が出来ない。
克服をしてまともな恋愛をしましょう。
今日は疲れているし、私はベッドに横になると毛布をかけて寝る事にした。
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