01 課長を脅して亀頭責め

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 なのに、それではもう満足できなくなっている自分に気づく。この行為にのめり込まされたのは多分、黒田ではなく雨宮の方だ。  だから、言ったこともないような、無茶な要求をどさくさに紛れてすべり込ませた。 「じゃあさ、俺のマゾ奴隷になってくれます?」 「……」  黒田は一瞬目を見開き、口ごもった。 「ならないんなら、もうちょっとしようかな。あと十回ぐらい」 「なるっ。なるから、頼むからもう……っ」  自分が何を口走っているのか、もうどうでもいいように半狂乱になっておねだりする課長の姿がたまらなかった。雨宮は焦らすことなく手を動かし、竿を数回しごいてやるだけで黒田は達した。 「あ……ああああッ!」  びゅく、びゅくっと激しく吐精し、雨宮の手を汚していく黒田を見ながら、雨宮は震えがくるような支配感に浸っていた。  この人、なんてかわいいんだろう。 「あ……」  人の手の中で達かされ、呆然としている黒田の頬に白濁を塗りつけながら、雨宮は婉然と笑いかける。 「約束、忘れないでくださいね。課長はもう俺の奴隷ですよ?」  黒田は何も答えなかったが、雨宮の視線に囚われたように、ただ雨宮を見ていた。
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