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じゅぶじゅぶといやらしい音が立つのも構わずモノをしゃぶる黒田はもう、エリート課長ではなく、一人の娼婦に成り下がっていた。
その淫らな姿に三階ぐらいで雨宮は達き、黒田がそれを無我夢中で嚥下したところで一階の扉が開く。黒田はその場に固まったまま扉の外を見た。
そこには、誰もいなかった。
床に膝をついたまま呆然としている黒田に、扉を閉じながら種明かしをしてやった。
「俺が押したんですよ。痴態を見てもらえなくて残念でした?」
「……」
黒田は止まっていた時間が動きだしたように息を吐き、安堵の表情を見せたが、股間は変わらず硬くしたままだった。さっきの状況に興奮していたのは明らかで、雨宮は震えるような悦びを覚えた。
ああ、この人、本物だ。
滅多にいないほどの真性マゾっぷりに、ぞくぞくくる。
雨宮は自分のものをしまうと黒田のベルトを外し、ズボンの中に手を突っ込んだ。
やっと解放されると思っていた黒田はびくっと体を震わせ、もはや半泣きになりそうなほど顔を歪めた。
「な、何をっ、これ以上……っ」
「このままだとつらいでしょう?」
下着の上から触っただけで、先走りで湿っているのがわかる。
優しい女王様として、こんな状態を放っておくわけにはいかないというものだ。
「きっ、君を達かせたら許してくれると……っ」
「サービスですよ」
「……ッ!」
下着の上からしごいただけで黒田はほとんどもたず、劣情を下着の中で弾けさせた。
「…………」
まるで粗相でもしたように、黒田は涙目になっていく。
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