水明-suimei-

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樹矢は指を増やして俺の中を解していく。 いつも優しいけど今日は少し余裕が無さげで動きが早い。そのせいで俺は更に感じて、また強請る。 「み…みぃちゃ…んっ。欲しい、欲しいよ…」 バスタオル越しに分かるくらい樹矢のも大きくなっていた。 ______それが、俺はほしい。 「しゆ…もう俺限界!」 「ああっ…‼‼」 勢い良く抱きついてきたと同時に樹矢のモノが入ってきた。 「もう…可愛すぎるだろっ…しゆっ…しゆ…」 「っあ。あっ…き、気持ちいっ…みぃくん。みぃくっ…んんっ」 深い口づけをしながら激しく突かれ、俺は気持ち良くなって樹矢の動きにあわせて腰を振る。 樹矢の髪からは沢山の雫が俺に降り注ぐ。 「んんっ!…い、イッちゃうよ…はぁっ…みぃく…ん!イク…イクっ‼」 __________しゆ、イケよ。 囁かれた声で俺はイッてしまい、樹矢もほぼ同時に俺の中に出した。 「はぁ、はぁはぁ……」 「しゆちゃん!大丈夫?泣いてるの??」 泣いてる??俺が? 目元に手を当てると確かに濡れていた。 いや、これは樹矢から零れてきた水だ。 「これはあんたから落ちてきた水だよ。」 「あっ!髪の毛からか!びっくりしたぁ。痛い所があって泣いてるのかと思った…良かったぁ。」 そう言いながら俺を抱き寄せて腕を回して力強く抱きしめた。 「もう一回お風呂だね。」 抱きしめながら樹矢が言った。 「だな、風邪引くから早く行こうぜ。」 俺は抱きしめ返しながら答えた。 みぃくん、嘘だよ。 ホントは一粒だけ涙が流れてた。 幸せを感じて、好きが溢れて、思わず涙が出たんだ。 「しゆちゃん、いこっか?」 「……おう。」 これからも二人で手を取り合おう。
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