二桁の足し算について

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二桁の足し算について

今までは、1~9までの一桁の足し算の説明をしてきました。ここからは、二桁の足し算について説明をします。 二桁の足し算を暗算でするということを、かなり面倒だと思う方は少なくないと思いますが、数字というものの考え方を少し変えると、かなり簡単になると思います。 まずは一の桁が0の数字から考えましょう。 この場合は、先程の一の桁の足し算と完全に同じ考え方で構いません。十の桁の足し算だけだからです。 54+10=64 54+20=74 54+30=84 54+40=94 54+50=104 54+60=114 54+70=124 54+80=134 54+90=144 続いて、本格的に二桁の足し算について説明をします。例として、「88」という数字を使って説明をします。 54+88=142 となるわけですが、一見、かなり面倒だと思うかもしれません。 ですが、この「88」という数字について考えてみると、かなり簡単になると思います。 「88」という数字は、「90より2少ない」 このように考えてみるとどうでしょう。つまり、「88」を足すことは、 「90を足した後に2を引く」 このように考えることができます。 この考え方で足し算をすると、 54+90=144  →  144-2=142 ということになります。単純に二桁を足さなければ、という固執した考えでは面倒ですが、数字というものの考えを変えれば、かなり簡単になると思います。 また、「88」という数字は、「80より8多い」 という考え方でも構いません。 54+80=134  →  134+8=142 結果としては同じですが、この場合は、繰り上がりが二回になります。これだと僅かに面倒になると思う方もいるかもしれません。 慣れない間は、どちらの場合でも問題ありませんが、慣れてくると、どちらの場合のほうが簡単に暗算ができるか分かってくると思います。 考え方としては、 「キリがいい数字には、どの考え方が近いのか」 「一の桁に注目する」 の二つです。 同時に二つ実践する場合と、一つだけ実践する場合と、数字によって差はありますが、この二つに注目すれば、二桁の暗算は簡単になるでしょう。 68+91=159 (91を足す → 90と1を足す) 「68+90=158 → 158+1=159」 68+98=166 (98を足す → 100足して1引く) 「68+100=168 → 168-2=166」 68+72=140 (72を足す → 70と2を足す) 「68+70=138 → 138+2=140」 68+79=147 (79を足す → 80足して2引く) 「68+80=148 → 148-1=147」 68+55=123 (55を足す → 50と5を足す) 「68+50=118 → 118+5=123」 68+39=107 (39を足す → 40足して1引く) 「68+40=108 → 108-1=107」 68+31=99 (31を足す → 30と1を足す) 「68+30=98 → 98+1=99」
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