9以外の数字を足す場合

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9以外の数字を足す場合

9以外の数字を足す場合について考えましょう。 まずは、8を足す場合から。 8を足す場合も、9を足す時と、ほぼ同じ考え方が使えます。 8という数字は10よりも2少ないです。 つまりは、8を足す場合、一の桁が2以上の場合は、一の桁を2減らし、十の桁を1増やすことで完了します。 一の桁が1の場合は普通の足し算です。 単純に一の桁が1から9になるだけです。 41+8=49 23+8=31 98+8=106 126+8=134 7を足す場合も、同じ考えです。 7という数字は、10より3少ないです。 54+7=61 369+7=376 6を足す場合も、同じ考えです。 6という数字は、10より4少ないです。 75+6=81 689+6=695 続いて、5を足す場合についての説明をします。 これは、先程までの考えとは少し違ってきます。 まず、5という数字について考えてみましょう。 5という数字は、10の半分です。言い方を変えると5を二回足すと10になります。二回足すと一の桁の数字は必ず同じになります。それを踏まえて、下の例を見てみましょう。 40+5=45 45+5=50 41+5=46 46+5=51 42+5=47 47+5=54 43+5=48 48+5=53 44+5=49 49+5=54 45+5=50 50+5=55 46+5=51 51+5=56 47+5=52 52+5=57 48+5=53 53+5=58 49+5=54 54+5=59 この例を見ると分かりやすいと思います。 5という差を考えるだけで5を足すということの数字の関係性が見えてきます。つまり、 0→5→0→5→0 1→6→1→6→1 2→7→2→7→2 3→8→3→8→3 4→5→4→5→4 5を足すということは、一の桁は上記のようになるということです。 続いて、4以下の数字を足す場合についての説明をします。 4という数字は10より6少ないです。 3という数字は10より7少ないです。 2という数字は10より8少ないです。 1という数字は10より9少ないです。 しかし、6以上の数字と同じ考え方だと、少し面倒です。なぜなら、4以下の数字は10の半分未満だからです。 4以下の数字を足す場合は、繰り上がるほうが少ないのです。 つまり、単純な暗算のほうが早くなるということです。 どうしても暗算が苦手だという方は、繰り上がる時だけ 4という数字は10より6少ないです。 3という数字は10より7少ないです。 2という数字は10より8少ないです。 1という数字は10より9少ないです。 この考え方を使えばいいでしょう。
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