第2話 紅百合(あかゆり)

2/16
3人が本棚に入れています
本棚に追加
/16ページ
「ジリリリリリリリリン!!!!!」 「!?」 目覚ましのけたたましい鳴き声に驚いて飛び起きた。朝の7時半。 「………さっきのは何だったんだろう?」 昨日妙なことがあったからそのせいかもな…。 さて、そろそろ支度をしなくては。入学式早々に遅刻なんてできない。 「妖怪を創れって言われてもな…。一体どうしたら良いものか…。」 昨日、部屋に突然九尾とか言う妖怪が来たかと思えば、妖怪を創れとかよくわからない頼み事をされ、アヤカは戸惑うばかりであった。 「結局OKしちゃったけど。」 今思えば自分でもバカだったと思う。戸惑いはしたが、楽しそうだと思ってしまった。 アヤカは昨日のことを思い返した。
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!