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n「必要ないと思うのですが...」
リベラ「何を言うか、この世に無駄なものなどないのだぞ!」
n「...いえ、自然に覚えると思うので...それより、実験を行うのではないのですか?」
リベラ「そうだったそうだった、ではまずエネルギーを得るために魔法陣を描く、いくら頭ん中で覚えていても実際できなきゃ無意味だからな!ちなみにこれに成功すれば大体のものを呼び出したりすることが出来るぞ!例えばモルモットとか、誰かの屍だったりとかな!錬金術には必要不可欠な存在何でもだ!」
n「...」
リベラ「なになに?異議あり?」
n「...非効率です」
リベラ「むむむむむ?これよりいい方法何てあるのか?いくらお前が秀才だからって、天才であるこの僕が編み出した方法よりもいい方法があるとでも?????」
nの前で首を90°傾け凝視する
n「...それは...今はまだ...」
リベラ「ふん、そうだろうそうだろう?なら現状は私の編み出した方法が最も素晴らしいという事だな!まぁ、nくんよ、頑張り給え」
n「...はい」
リベラ「とりあえず、今回はもう面倒くさいから2週間分のエネルギーを生産する!まず、豚の脳みそと、凍ったヘドロを入れて...次に━」
n「博士、何かお手伝いできることは?」
リベラ「んー、今は無いなー適当に見学しといてくれ」
n「わかりました」
━━━
数分後
リベラ「えーっと...次がカモノハシのクチバシ...あとは水...」
n「博士、お水...ですよね...持って...来ました...」
ゆっくりと慎重に水が入ったツボを重たそうにリベラの元へ持っていく
リベラ「おぉ!ちょうどいいとこr...」
勢いよく振り返ったあまりにツボを倒し、それに驚いた拍子にリベラは錬金窯に倒れこみ、錬金窯までもが倒れむ
リベラ「しまっ!!」
錬金窯に入っていた中身と倒れた水が混じり大きなエネルギーを発生させ爆破を起こす
n「博士!!」
倒れこむリベラの前にnが庇うように立ち尽す
リベラ「n!!」
━━━━
机や椅子は木っ端みじんになり、本棚までもが研究の壁にめり込み煙が立ち込める中リベラが意識を取り戻す
リベラ「...n?nは何処だ⁉」
白衣の袖で煙が入らぬよう口元を押さえもう片手で煙を払う
n「...博士、大丈夫ですか?」
煙の中からnの声がし徐々に煙が外へ流れていく
リベラ「そっちこそ大丈夫なのかn⁉」
n「はい、私は...」
リベラ「っ⁉」
煙が晴れた先にリベラが見たものは白く髪が変色し赤い瞳を持ち血に濡れたnの姿であった
リベラ「お前...」
n「...すみません、私の落ち度です...」
リベラ「...いや、良い...それよりお前...」
n「...普通の人間なら死んでますよね...でも、半分ゴーレムだからでしょうか何となく博士を守れるかなって...」
リベラ「...当然だ!何しろゴーレムは私が設計した魔人だからな頑丈に出来ているに決まっているだろう!!それを阿保共がレシピを見て真似しやがったのは気に食わんが...どれ、治してやるからさっさとこっちに来い!!」
n「いえ、博士もご存じの通り半分はゴーレムですから自然治癒出来ますので...」
リベラ「うっさい!外見も元に戻すんじゃあ!!」
n「大丈夫です、このままで」
リベラ「...私は青眼ブロンドが好きなんだ!!白髪に赤目など許さんぞ!分かったんならさっさと来い、この...すっとこどっこい!!!」
nの腕を引っ張り隣の部屋へと連れ込む
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