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n「…やはり自分で治します」
リベラ「なぜ!?」
n「私だって複合体であろうと肉体は女性です、多少の恥じらいは持っているつもりです」
リベラ「……しょうがないな~、今回は特別だぞ?」
n「いえ、永続的に私が自己修復します」
リベラ「ちぇ~、そうかいそうかい……ん?」
拗ねるリベラの元にノックもせず一人の男が部屋へ入り込む
ディム「なんだなんだ?あの研究室の散らかり様は」
リベラ「あ、大臣さんおっすおっす。いやぁエネルギー作ろうかなと思ってたら失敗しちゃいましてね」
ディム「おいおい、マジかー」
リベラ「マジですよ~」
ディム「にしてもどっか怪我とかないか?頭大丈夫か?」
リベラ「…悪意のある語弊ですねぇ~、あなたよりは大丈夫ですよ」
ディム「はんっ!言うじゃないか」
リベラ「そりゃ重要な情報をこっちから聴いて脅さなきゃ吐かない人達ですもの」
ディム「それはだな…ちゃんとした情報を渡した方が正確だと思ってな!…な!?」
リベラ「な!?じゃないよ、どいつもこいつも似たような台詞吐いて!!」
n「…博士?」
リベラ「n?もう治したのか」
n「はい、そちらは?」
リベラ「あー、大臣」
ディム「おぉ、君がそうか」
n「初めまして、nと申します」
深々とお辞儀をするn
ディム「リベラ君、本当に君の助手?」
リベラ「失礼な!nからも言ってやれ!」
n「いえ、私はまだリベラ博士のお役に立っておりません、故に私は助手ではありません」
ディム「…だってよ、そのままならない方が良いかもしれんな」
冗談めかしてリベラに言う
リベラ「……で?何しに来たんです?」
ディム「おぉ、忘れてた忘れてた…ちょっとこれを…」
リベラ「こいつは…そういえばn、まだ治ってない所があるぞ、治した方が良いぞ~」
n「そんな筈は…どこですか?」
リベラ「知りたい?」
n「はい、落ち度は見逃せませんので」
nの耳元でリベラが囁く
n「なるほど…確認します」
羽織っていた白衣を脱ぐ
ディム「おほっ!」
まじまじと見つめるディムをよそいに慌ててnに服を着せるリベラ
リベラ「まてまてこるぁ!!恥じらいは何処へ行った!?向こうでやれ!」
n「しかし、落ち度は明るい所でないと観測出来ません」
リベラ「そうだが…とりあえず向こう行け!」
n「はい」
ディム「…しかと目に焼き付けたぞ」
リベラ「…気持ち悪い……で、何です?この資料は」
ディム「そろそろしらばっくれんのもキツいんじゃないか?」
リベラ「………」
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