どうして婚約破棄するの? 本当に婚約破棄するのね

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1.婚約破棄されちゃった 初めまして、私のお名前は菊地早苗【キクチサナエ】。 年齢24歳で職業がOLです。 私には幼馴染がいてそのお名前が愛原和人【アイハラカズト】。 年齢24歳で職業がサラリーマンです。 愛原和人とは小さい頃からのお付き合いで成人したら婚約しよう というお約束をしていたのですがどうもおかしい感じがする。 これは一体どういう事なのかを確かめる必要がありそうです。 私は愛原和人の自宅へと向かっている最中でそろそろ到着 する頃です。 愛原和人の自宅に到着したら、私は玄関前まで行くと インターホンを鳴らします。 するとドアが開いて愛原和人が出てくると私は和人に声をかけた。 「ちょっと和人、どういう事なの、婚約のお話」 「ここだと人目につくから、家の中にあがれよ」 「う、うん」 私は 「お邪魔します」と 言ってあがることにした。 「それで婚約のお話は覚えているよね?」 「ああっ、覚えているよ、それがどうした?」 「最近、婚約のお話をすると何か様子が変じゃない」 「変とは何だ、どういう風に変何だ?」 「ぜんぜん楽しそうじゃないというか嬉しく感じとれない」 「まぁ、気づかれているのならしょうがない」 「しょうがないってどういう事よ、私と和人は幼馴染じゃない」 「幼馴染だからって必ずしも婚約するとは限らないだろっ」 「そ、それはそうだけど……………………」 私は和人に言われた事が心に突き刺さる。 幼馴染だからって必ず婚約するとは限らない。 私はどうすればいいのかがわからないでいた。 「早苗、悪いけど、婚約破棄させてもらうよ」 「どうしてよ、理由を教えて」 「わかった言うよ、早苗とは幼馴染で付き合いも長いから 相性もいいだろう。しかし、俺はな、他に大好きな人が 出来たんだよ」 「和人に大好きな人が………………」 和人には大好きな人がいるというのを聞かされた私は 相当ショックを受けている。 それだけじゃなくて婚約破棄させてもらうよとも 言われてしまった。 このままだと私の人生は終わってしまう。 「やっぱり、婚約破棄する理由はその大好きな人と 婚約したいからなの?」 「まぁ、そういう事になるな」 「そうなんだ………………」 私は項垂れている。 和人に対して言葉も出てこない。 ここまでハッキリと言われたら、和人の傍に居たら ダメなんだと思った。 「和人、その大好きな人と幸せにね」 「ああっ、早苗にもきっと良い人が見つかるさ、応援している」 「……………………」 私は和人の最後の言葉は聞こえてなかった。 和人の家から出ると私は自宅へと帰る事にした。 自宅へ帰宅途中、私は目に涙を浮かべて泣いている。 幼馴染である和人と婚約できないというより婚約破棄 された事がショックで立ち直れそうにない。 私の人生は和人に捧げていたのにそれがこうなるなんて 悔しいよ。 そんな事を考えていると自宅に到着する。 自宅に着いたらドアノブを動かしてドアを開けて中へ入る。 中へ入るとドアノブを動かしてドアを閉めて内側から鍵をかけた。 私はその場に座り込んでしまった。 私はつらくて悲しくてしょうがない。 こんな気持ちになったのは初めてでした。 当分は恋愛したくないという気持ちでした。 婚約の約束をしておいて婚約破棄される人の気持ちがわかった ような気がします。 婚約破棄されるとここまでつらいとは思わなかった。 そして、数年後……………………。 私はごく普通の暮らしをしています。 恋愛はあれからしていません。 今は本当に普通な暮らしをしてて友達と楽しい日々を 過ごしているのです。 今は私なりに幸せに暮らしていて嬉しいです。
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