婚約破棄ですって、信じられません!!

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1.信じられません!! 初めまして、私のお名前は堀内愛奈(ホリウチアイナ)。 年齢23歳で職業が某企業の社長です。 私には婚約を約束した男性がいるんです。 その相手は新藤隆一(シンドウリュウイチ)。 年齢30歳で職業が飲食店の経営者。 出会いは私がお昼休みに新藤隆一が経営するお店に入って そこで私が別のお客様とトラブルになっている時に 助けてくれたのが彼なんです。 その彼とお話をしていたら、私が惚れてしまってそこから お付き合いが始まったのです。 お付き合いをしているうちに私はこの人と婚約をしたい という願望が出てきて婚約のお話を持ち掛けたら、 相手も婚約していいよと言われました。 しかし、新藤隆一から当然、婚約破棄をしたいという ご連絡を受ける私がいます。 私はそんな事を信じられないと思っています。 一体どうすればいいのかがわからないために私は 新藤隆一の元へ向かう事にしたのです。 新藤隆一の元へ到着すると私は彼を呼び出して 外でお話をする事としました。 「隆一、婚約破棄って本当なの?」 すると隆一は私にこう言ってきた。 「ああっ、婚約破棄は本当だ」 「どうしてよ、あれだけお互いに愛していたのに…………」 「まぁ、突然、こんな婚約破棄したいと言われれば信じられないよな」 「そりゃあそうでしょ、信じられないよ」 「婚約破棄についての事はこれからお話をさせてもらう」 「うん」 どうやら隆一は婚約破棄に至った経緯をお話してくれるそうです。 私はとりあえず黙って聞こうかと思いますが場合によっては 喋るかもしれません。 「まず初めに愛奈の事は大好きで愛している」 「うん」 「次に愛奈が別の男性と仲良くしている事や口付けをしている所を 目撃してしまってな」 「もしかして…………見ていたの?」 「お仕事帰りで丁度な、悪いな」 そ、そんな…………隆一に私が別の男性と仲良くしている所や 口付けをされている所を見られていたなんて…………。 「隆一、あのね、隆一が目撃したのは社交辞令よ、社交辞令」 「社交辞令で仲良くしたり、口付けをするのか?」 「そ、それは…………しないと思います」 「そうだよな、俺という婚約する相手がいるのに社交辞令とは何だよ」 「ごめんなさい、本当は社交辞令じゃなくて相手に好意がありました」 「……………………」 隆一はとうとう黙ってしまっている。 これは本当に私のせいだ。 婚約破棄されても仕方がない事だと思う。 「じゃあ、婚約破棄でいいよな?」 「嫌よ、嫌、私の責任でもあるけど、そんなの信じられない、信じたくない」 「そんな事を言われても婚約破棄させてもらうさ」 「嫌、嫌、絶対に嫌! 婚約破棄なんて認めないし、信じられない」 「あのな、愛奈が悪いんだろっ、いい加減に婚約破棄を認めてくれ」 「嫌ですっ! 婚約破棄なんて認めるつもりはないですっ! 信じませんっ!」 私は隆一と別れたくないし、婚約破棄なんて絶対にさせない。 「往生際悪いな、愛奈」 「うふふっ、そうでしょ、私は往生際が悪いのよ」 「愛奈が認めたくない、信じられないとしても俺は婚約破棄させてもらう」 「…………………………」 私は心が折れて黙っている。 これ以上は隆一を苦しめるのは良くないと感じてきた。 私は結局、婚約破棄を認めて信じる事にした。 「隆一、今までありがとうございました。こんな私とずっと居てくれて」 「ああっ、愛奈、俺も愛奈と居れて楽しかったし、嬉しかったよ」 「うん、婚約破棄の原因は私にあるし、ごめんなさいね」 「それじゃあな、愛奈」 「うん」 私と隆一はお話が終わるとそれぞれ自宅へと帰宅していくのだった。 私は自宅へ到着するとどうして私は隆一がいるのにあんな事を したんだろうと後悔をしている。 隆一という大好きで将来は婚約の約束もしていたのに 私が壊してしまった。 自業自得よね。 これからは心機一転して頑張ろうと決意した私がいます。
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