コンビニ店員達のクビ

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コンビニ店員の吉田真一は今日も忙しかった昼も過ぎて、落ち着いたので品だしと揚げ物をあげる。 もう一人のクルーの方は落ち着いたので休憩を取りに行った。 そんなときに一本の電話がなる。 吉田がすぐに電話にでると、今日休みの店長からだった。 店長は、大事な書類を忘れてしまい確認したいことがあるので見てくれないかとのことだった! 吉田は、仕事の時も迷惑かけるのに仕事以外でも迷惑なやつだと心で思っていた。 店長は電話で書類は急ぎでないから、もう一人のクルーが休憩終わったら探して電話くださいとの事だったので、吉田は分かってるな、と少し関心はした。 しばらくたって、もう一人のクルーの山田さんが休憩から終わって、吉田はその書類を探すとすぐに見つかったと供に他のヤバイ書類も見つかった。 それは、このコンビニが閉店すると書いてある紙ですでに吉田達クルーもクビになることになっていた。 吉田は、少しドキッとしたがそこは何も見なかったかのように店長に折り返しの電話をした。 あの閉店の紙を見た数日たったとき、店長からクルー全員に面談があるとなった。 一番始めが吉田だった。 吉田は分かっていたので驚きはしなかった。 店長が「いや、このコンビニ閉店することになりまして、まぁ、吉田君とかクルー全員は次は大丈夫なので、心配しないでください。」と言われて少しホッとした。 吉田は「ありがとうございます。店長はどうなります?」と別にどうでもよい質問をすると店長はトーンを下げて「まだ、分からないんだよね。次はサラリーマンかな。」と言う。 面談から二ヶ月で店は閉店した。 最後には皆で飲みに行った。 吉田はこれで店長とも会わなくて済むなと思いながら家に帰った。 新しいコンビニの仕事は一週間後だった。前の店から吉田も含めて何人かのクルーもそこで仕事をする。 初出勤の日、吉田のボロアパートから以外に近いコンビニだったので余裕をもてて行けた。 コンビニに入り「おはようございます。よろしくお願いします。」と他のクルーに挨拶をする。 バックルームで制服に着替えてレジに立つ。 その日私は出会った。 またしても、やつと! 「久しぶり!吉田君!また、一緒に仕事できるね。」と店長が立っていた。 吉田は、ビックリしたが「はい!よろしくお願いします。でも、どうしてですか?言ってなかったですよね?」と言うと 店長が「いや、吉田君には内緒にしてて驚かせようと思ってね。皆にも内緒でねって言ってたんだよ!吉田君、なんかショック受けてたから、喜ぶ顔をみたいなって思ってね。とにかく、また、よろしくね。」と言ってバックルームに行った。 吉田は「はい...」と元気なく返事をして、どこまで空気読めないやつだ!と思った。
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