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重なる唇が熱い。奪うような激しさに息が上がる。
「……や、……んっ…」
胸元に降りた口づけと、脚の間に入り込む指先に身体が震える。
「だめ、立っていられなくなる……っ」
下着がはだけてる。見え隠れする膨らみを手で押さえる隙もなく、翔の唇が徐々に下に下りて行く。
「掴まって」
片方の太腿を大きく持ち上げられて、恥ずかしさで顔を背ける。
「ぁ、ゃっ……!」
舐め上げられて脚ががくがくと震える。脚の間に降りた翔の背にしがみつく。
こんな痺れるような快感を今までに知らない。熱烈な抱擁に息が続かない。翔の腕が強く腰を支えて、彼が私を貫いた時、もう何を叫んだのかわからない。
「朱莉、こっち見て」
ぼぉっとする意識の中でうっすらと目を開ける。翔も息が上がり頬が高揚してる。
「翔……」
彼の頬にふれて、見つめ合う。
「後悔はさせない。信じる?」
「信じる。……信じてる、翔」
どんな雑音が聴こえてきても、もう二度と離れたりしない。
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