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「おじちゃん、なにしてるの?」  背後からふいに子供の声が聞こえてきたとき、大輝は驚きのあまり前につんのめりそうになった。振り向くとそこには小さな女の子が大輝を見上げていた。  だいたい3歳ぐらいだろうか。1mにもみたない身長のふんわりショートボブの女の子だった。茶色い子供用のワンピースに赤い靴を履き、小さな青いデニム地のバッグを斜め掛けにしている。
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