ツヴィリング･マギーへようこそ

IN HALLOWEEN

ヘンゼルもグレーテルも、もうすぐ始まるハロウィンのお祭りに心を躍らせています。
学校は秋休みなので、遊び放題です。
｢ねぇねぇ！今年は何に仮装する？｣
｢わたし、魔法使いがいいわ！ほうきで空を飛ぶのよ！｣
｢じゃあ俺はオオカミ男！夜になったらガオーって化けるんだ！｣
｢ふふん、オオカミ男なんてわたしの魔法ですぐやっつけちゃうんだから！｣
｢それなら俺は魔法なんてかわして爪で引き裂いちゃうぞ！｣
｢二人とも！今日のおやつは何が食べたい？｣
お母さんが二人に声をかけました。
｢俺、パイが食べたい！でっかいやつ！｣
｢わたしも！｣
｢ふふ、分かったわ。じゃあ二人とも手伝ってくれるかしら。森で木の実を取ってきてちょうだい｣
｢分かった！｣
｢分かったわ！ヘンゼル、森の奥にいきましょう！この前見つけた甘い木の実を入れたパイにしたいわ！｣
二人は森の奥に走っていきました。