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「コラ!僕の家に何をしている!」
思わず二人はビックリして声を出してしまいました。
「わあ!!!」
「そこにいるんだな!動くなよ!」
お菓子の家の中から黒いローブの青年が飛び出してきました。
青年が二人に杖を振ると、二人は急に動けなくなってしまいました。
「やっと捕まえたぞドロボウめ!」
「俺たちはドロボウじゃない!」
「私たちはパイに使う木の実が欲しいだけよ!」
「木の実?ああ、さっき採ったやつか・・・
それなら1つ提案だ。木の実を好きなだけやるから、僕の手伝いをしてくれ。これは見ての通りお菓子の家だ。僕が魔法で作った。だが、誰かがこの家のお菓子を盗んでいるんだよ。おかげですきま風が入って寒くて仕方がない」
「ホントね!ところどころパーツがないわ!」
「じゃあ俺たちがお菓子を集めてきたら木の実をたくさんくれるの?」
「ああ、たくさんやるとも。手伝ってくれるのかい?」
「ええ。明日からたくさん集めてあげるわ!」
「それに、色んなお菓子を集めるなんて楽しそうだ!」
「いい子だ。それじゃあ今日は木の実をもってお帰り。明日またここに来なさい。明日、僕がとびっきりの楽しい魔法をかけてあげよう」
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