血の繋がらない父と息子

4/4
前へ
/31ページ
次へ
「あっ………」 濡れたまま遥をベットに運ぶとすぐに直矢が覆い被さってきた。 膝を割られ、大きく開かれ、剥き出しにされた下腹部に触れてきた。 「直矢!」 無造作に弄られ、イったばかりでただでさえ敏感になっている性器を握りしめられ、火傷しそうなくらい熱い口唇にふたたび先端を包み込まれた。 「や、やぁっ」 全身を羞恥の熱が駆け巡る。 血は繋がっていないとはいえ、息子とーー いけないことなのに、本当はだめなのに……… 僅かに残った理性を総動員し、頭を大きく振りながら、何とかして逃げ出そうともがいた。 「あっーー!」 必死の抵抗も、体格差で勝る直矢に勝つわけなどなく。容易く封じられた。 「パパは俺だけのモノだ。誰にも渡さない」 独占欲を露にする直矢。 子供でもない、少年でもない。 目の前にいる彼は、いつの間にか大人の色香を漂わせた一人の男に成長していた。 ゴクリと生唾を思わず飲み込む遥。 そんな彼の脳裏に過ったのはーー
/31ページ

最初のコメントを投稿しよう!

211人が本棚に入れています
本棚に追加