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「ねー条! どうだった?」
そう話しているとちょうど凛花が入ってきた。
「あ、凛花。お前のこと、こいつがエロい目で見てたぞ」
「え?」
冷たい眼差しが俺の横に注がれるのを感じる。
「ちょ、蒼井、お前……」
「……残念ながら私のことを好きに出来るのは彼氏の条だけでーす」
そのまま俺の腕に抱きついてきた。
草影だけでなくクラス中の視線が集まるのは見なくても分かる。
「くそーこのバカップルめが!
のろけを聞きたいわけじゃねーんだよ。
幸せになりやがれ!」
草影は一人芝居をして俺たちの方を去って行った。
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