voluptuousness(官能的)

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「ねえ…しよ?」 凛花の柔らかい肌が触れると同時に 押し殺したが音が荒い息とともに脳内に響く。 初めて触れた時よりもいっそう大きく丸みを帯びて女性らしくなった身体。 そして身体の熱は凛花を通してさらに熱くなった。 二人っきりの部屋で開けた窓から聞こえるのは俺と凛花の甘い声だけだった。 真夏特有の心地よい南風は俺らの体温に溶けて蒸し暑い湿気へと変化した。
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