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さて、ヤマタノオロチが斐伊川であるならば、須佐之男命(大陸の治水工事技術を習得した、元邪馬台国の技術者集団)の腕の見せ所であるわけです。
斐伊川は、上流部分の砂鉄を得るために山肌を掘り崩す川です。そのため川底に大量の砂がたまってしまい、雨季には洪水を起こしやすい性質を持っています。
須佐之男命の時代にそうだったかはわかりませんが、暴れ川の性質で周辺地域の人々を苦しめていたのではないでしょうか。
元邪馬台国の技術者集団は、ここで大陸由来の技術を投入して、治水工事をしたのでしょう。そして工事は成功し、技術者集団は周辺地域の人々の信頼を得て、定住を許されたのだと思います。
最期に、古事記の記述を見ると、須佐之男命は櫛名田姫を娶ります。
櫛名田姫は「日本書紀」では奇稲田姫と表記されており、その名のとおり田の神で、農耕の神です。つまり元邪馬台国の技術者集団が斐伊川の治水工事をしたおかげで、水田耕作が盛んになり、製鉄産業とあわせて国家建設の基盤が出来上がったと読むことができるのですね。
ヽ(^o^)丿
ところで……。
まことに恥ずかしい限りなのですが、八十握剣の読み方がわかりません。
ひょっとしたら「やそつかのつるぎ」と読むのかもしれませんが、それでいいのか不明です。どなたか読み方をご存知でしたら、どうか教えてやってくださいませ。
<(_ _)>
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