コスモ星丸

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父と私は顔を見合わせ渋い表情。 つくば万博へ向けて心をワクワクさせていたのに・・・・・・ 「お母さん、行かないの・・・・・・」 私は恐る恐る母に聞いてみる。 「・・・・・・」 問いかけても無反応のまま、背を向けて食事の用意をしていた。 「みんな行くって、学校でも話してるよ!」 父は食卓テーブルの椅子に座り、顔を隠すように新聞を見てる。 私と母が険悪な雰囲気になると、決まって父は黙り口を(つぐ)む。 その様子を横目で(にら)みながら父に助けを求めた。 「お父さん、なんとか言って!」 父は新聞で顔を隠したまま「んっ!」と咳払い。
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