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言い出したら絶対に引かない頑固な母。
隣に座る父も大きな溜め息を吐いてる。
「どうして、ねえ、どうしてどうして!」
感情的に声を荒げる私に向かって母は言う。
「どうしてもなのよ・・・・・・」
「だって、学校のみんなは行くんだよ!コスモ星丸くんだよ!」
「星丸くん、あした宇宙に帰るって・・・・・・」
「そんなのうそだ!お母さんの嘘つき!」
「本当よ、近所の奥さんから聞いたもの・・・・・・」
「それもうそだ、うそつきばっかりだ!」
私は我を忘れて怒り、スプーンをオムライスに突き刺した。
泣きながら立ち上がって歩き、二階の自室に引きこもる。
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