13人が本棚に入れています
本棚に追加
/13ページ
光輝に人間の感情が人としての心が、無くなっていた、孤独に生きる自分が惨めに観えていた。必然の如く、真っ暗な空間の向こうに在るという、
光の世界へ行きたいと思った。
光輝には唯一、暗闇の世界から光の世界へ、苦しい現実の空間から楽しい
虚構の空間へ、喜びとトキめきが、怒りと悲しみの感情が湧き上がる空間が在った。
光輝が人間としての感情が心が芽生えるのは、その時間と空間だけだった。
大好きだった銀幕の世界から、10本の映画を撰び出した。その中の5本の
映画を、もう一度映画館で観て、哀愁や感動や愛情の光を浴びたら、胸に焼き付けたら …… 其のビジュアルを土産に、その光を携えて、果てしなく続く
暗闇の空間を越えて、光の世界へ行こうと決心した。
最初のコメントを投稿しよう!