石を追いかける

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 男性が上げた口は徐々に戻り、怒っているっぽい。  「おまえらも同じだろう?なんだかんだ人のことをバカにしやがって、実はおまえら全員、その石を手に入れて売って儲けるつもりじゃねえの?は?どいつもこいつも同じなんだよ。隠してもな!」  と男性は後ろに向いて叫び始めた。  「なんだこいつ、一緒にすんな!」  「頭おかしいだろう。」  などのような口はいくらでもあった。  ひとまず離れようと思い、外に出るつもりだったが、誰もがこの石のことをじっと見つめて、出そうとしてくれない。石を捨てようとも思って投げ出してみたが、手のひらに戻ってくる。  周りの争いはまだ止まらない。口喧嘩だけではすまなくて、やり合いにもなりそうだったので、おばあちゃんは調節してどうにかなったが、口はまだ負けていない。
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