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「ああ、そうですか・・・」と隆は答えながら益々不思議な気になり、「という事は間口が狭く無い上にそれだけお綺麗なら持てるでしょうからボーイフレンドは沢山いるんですよねえ」 「ええ、綺麗かどうかは分からないですけどそれなりに・・・」 「いやいや、そう御謙遜なさらずとも・・・」と隆は顔の前で手を振りながら言った。「じゃあ、その中に彼氏の候補はいるんですよねえ」 「いえ、そこまでの人はいないです」 「えっ、ほんとですか?」 「ええ」  隆はときめきと不思議が綯い交ぜの心境になって聞いてみた。「ということはお見受けした所、お年頃ですから、つまり、彼氏を探していると言うか、所謂、彼氏募集中という訳ですか?」 「ええ、そうなりますね」  隆は不思議がっている場合ではなくなり、正にチャンス到来!とときめいて、「はあ、そうなんですか。僕も実は所謂、彼女募集中なんですよ。へへへ、ですから、あの、今から」と女を早速、誘おうとしたが、「あっ」と気づいて、「あの、まだ、買い物はしますか?」
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