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七瀬とロミの出会いは必然。それはライオーゲイルの意思。ライオーゲイルのコアであるゲイルが二人の姫騎士を引き寄せた。
七瀬「ロミともまた話がしたいな」
七瀬は、ロミとルーンアドレスの交換をしていた。ルーンアドレスとはカルマデュエルの回数に応じて、仲が良くなった者同士がテレパシーで連絡を取り合えるようにするアドレスだ。秘密の会話は、ルーンアドレスでするのが姫騎士たちのルールになっている。
ロミ「ナナ、次はあたいの店でパーティーしようぜ」ロミは七瀬にルーンアドレスをしてきた。
七瀬「ええ、次の日曜日でいいわ」
七瀬はロミと一緒に他の姫騎士たちを探す計画をたてる事にした。
日曜日の昼は、ロミが店を切り盛りしている。客はロミのチームメイトが多いがみな地味な服装をしている。
お店のルールで派手な格好は厳禁なのだ。
ロミは、トンカツを作っていた。それも味噌カツだ。七瀬はキャベツの千切りを作っている。料理を一緒に作ると、相手の考えが見えてくる、ロミの父であるアツシの考えだ。
アツシ「ロミもついに他校の生徒と仲良くするようになったか」
ロミは、暴力的で不良だった。店は手伝うが友達を店に招き、一緒に料理を作る事は今までなかった。
ロミ「ダディ、泣いてる?」ロミはアツシが玉ねぎを切っていないのに涙を流していたので驚いた。
七瀬「いいお父さんね」七瀬はロミの顔を見て言った。
ロミ「ありがとう」とヒマワリのような顔で笑った。
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