第8章

4/4
18人が本棚に入れています
本棚に追加
/16ページ
村の有力者が、手紙の裏面を確かめます。 おれがお前への裁きをしくじったとしても「森」の声はけっして許さないだろう お前はかならず裁きを受ける 無惨な屍となった若い小人の瞳からは、ひとしずくの白い涙が(こぼ)れていました。 その血だらけの歪んだ顔の、しかし白い花のように澄んだ瞳から頬へと、ひとつぶの涙が伝わっています。 まことのひかりが…
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!