同志

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 この職場は偶然にも仕事をしながら喫煙する事が許されていたので、こんな絵になる出会いが生まれたのである。因みに道官さんはこの出会いの時には無言を通していたが、日本語が喋れない訳では無く寧ろ達者で、この出会いの前から比呂志は道管さんが日本人と日本語で喋っているのをよく見掛けていたから達者である事を知っていた。それも有って比呂志はこの出会いに奥深いものを感じ深く感動したのである。正に映画のワンシーンになりそうな重厚な者同士の運命的な出会いであった。
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